外国にいる奥さんを呼び寄せるとき

かつ

2013年08月16日 16:30


今日のお昼御飯です。

今朝、お弁当のおかずを詰めようと思ったら、
弁当箱がない
よくよく考えたら、事務所で洗って、
そのまま水切り籠に置いてきちゃったんですね。
なので、タッパーに詰めました。
ただでさえ貧相な弁当が、よけいに貧相に見える

さて、今日は珍しく(?)真面目にお仕事のお話です。

私は行政書士の仕事もしているのですが、
その中に、入国管理局にビザを申請するというお仕事があります。

日本にいる外国人のビザも取り扱いますが、
今回のお話は在留資格認定証明書といって、
外国にいる外国人を、日本にいる家族が呼び寄せるとき、
申請する書類について。

一番多いのは、日本人男性がフィリピンや中国の奥様を
呼び寄せるパターンです。
もうずいぶん前になりますが、フィリピンパブなどで働く
女性に発行されていた「興行」という資格の審査が、
とても厳しくなりました。
本来は歌を歌ったり、ダンスをしたりという興行のための資格だったのに、
男性客を接待させるケースが頻発したためです。

そこで、日本人男性と結婚させて不正にビザを取得しようとする
いわゆる「偽装結婚」が蔓延したのです。

そのせいで、「日本人の配偶者等」という、外国人妻に対する
審査も、とても厳しくなりました。
あおりを食ったのは、真正な結婚をして呼び寄せようとしている
日本人男性です。

私は仕事をお受けするとき、日本人男性とみっちり話して、
結婚が真正かどうか確認します。(当たり前ですが)
そして、とにかく証拠書類を集めてくださいとお願いします。

日本で出会って結婚したならいいのですが、
多くの場合、外国で出会って、短期間の間に結婚されます。
その場合、一番ネックになるのが「交流状況」なのです。

入管は原則書類審査ですから、この交流状況を文書にして
提出する必要がある。実際、不交付になる原因の第一位は、
「交流状況が悪い」ことなのです。

遠距離恋愛で、しかも国際結婚ですから、
電話したなら、国際電話の明細を、
メールしたらなら、その写しを
お金を送ったなら振込の明細を、
とにかく入管を説得するのに必要な書類を、
しっかり目に見える形で集めてくださいとお願いするのです。

また、奥さんの国に遊びに行ったら、写真はたくさん撮ってください
とお願いします。真正な結婚なら、これらの書類は難なく集まります。
集まらないなら、逆に疑った方がいい。

実は最近、この認定証明で不交付になった案件がありました。
結婚はもちろん真正で、書類もよく集まったのですが、
他の理由で不交付になりました。
詳しくは守秘義務がありますのでここには書けませんが、
私が言いたいのは、一回不交付になっても、
入管としっかりコミュニケーションを取って、
不交付理由をクリアーすれば、交付される可能性が高いということです。
(この方も二回目の申請で、無事に交付されました。)

ですから、入国管理局に提出する書類は、
私たち行政書士を、是非ご利用ください。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ。

おお、何て真面目な記事だ…。

(家康くん、目新しいのでつけてみた(笑)。)






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