浜松の子育て事情と課題について

かつ

2010年01月28日 09:14

昨日は、ある団体の主催するセミナーに参加し、
浜松の子育て支援についての勉強をして参りました。

浜松市では現在、年間7000人から8000人の赤ちゃんが
生まれているらしいです。

実家は市内にあるけれど、遠くてすぐには頼れない。

夫の転勤に伴ってよその地域から引っ越してきたけれど、
どんな支援があるのか、情報をどこで手に入れたらよいか
分からない。

その結果、引きこもり状態になってしまう母子にどうやって
情報を届けるかが課題だと、講師の先生はおっしゃっていました。

また、長引く不況から子供を保育園に預けて働きたいという
女性が急増したため、浜松市でも待機児童問題が深刻だと
いうことです。

保育園は待機児童であふれているのに、幼稚園は定員割れ。
かといって、幼稚園が保育園をやるには、人とお金と施設の
問題があります。

昨日の日経新聞に、幼稚園教諭が保育士資格を取りやすくする
制度について、政府が検討を始めている旨が載っていましたが、
そもそも、それぞれの管轄省庁が違うという問題にまず手をつけないと、
根本的な解決にはならないように思います。

また、浜松市では特に年配の方の間に、「幼稚園神話」なるものが
存在し、「子供を保育園にやるのはかわいそうだ。」と
両親に反対され、働くのを諦める女性も少なくないのだとか。

因みに私は保育園出身なのですが、確かに小学校に上がった時、
幼稚園出身の子のお母さんから、
「鍵盤ハーモニカが吹けなくてかわいそう。」と言われ、
意地になって練習した覚えがあります。
(負けず嫌いの性格は、この時期から始まっていた…。)

あれから30年以上たつのに、あまり状況は変わってないのですね。

ああ、今日も真面目なお話でした。
話に落ちがないと自分的にはちょっと物足りないのですが、
深刻な話なので、あえて落ちはつけません。
っていうか、つけられません。


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