浜松学芸中・高等学校の音楽ホールを見学しました!
浜松学芸中・高等学校さんで、
この春完成したばかりの音楽ホールを
見学させていただきました。
天竜の杉や檜がふんだんに使われていて、
木の香りがとても心地よい空間でした。
林業って、木を植えてから木材にして出荷するまで、
それこそ何十年ってかかるじゃないですか。
その何十年の間にニーズが変わってしまうことも多々あります。
このホールの壁に使われている杉や檜は、
もともと和室の床柱用に植えられたものだそう。
今時、和室がない家はたくさんあるし、
あっても床の間がないとか、仏壇すらないとか。
そうやって、一時は行き場を失った木が再び活躍の場を得て、
今度は未来の音楽家を育てる、
こんな素敵な空間の一部になっていくんだなあ、
と感動しました!
木を育てることは、人を育てることに例えられます。
文化もそうかもしれない。
浜松市は楽器メーカーの本社が多くあることから、
「音楽の街」と言われるけれど、
口の悪い人は「楽器の街」と揶揄します。
音楽文化は育っていないと。
だからこそ、時間をかけて音楽を奏でる人、
音楽を楽しむ人を育てていく。
この音楽ホールがそういう空間になったら、
きっと浜松も真の「音楽の街」になっていくと思うんですよね。
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