「てっぱん」が教えてくれたこと

かつ

2011年02月04日 09:22

NHKの朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
朝、ちょっとゆっくり出勤する時に、化粧をしながら観ています。
(でも、本当にたまにしか観ないので、話がさっぱりつながらない)

今朝も化粧をしながら、観ていたのですが、
あまりに感動するセリフがあって、思わず号泣。
せっかく塗ったファンデーションがはげた。

京野ことみ演じる小早川さん(なぜか妊娠しているらしい)が、
様々な事情があって、主人公の住む下宿に居候しているのだけれど、
彼女は、これまた色々な事情があるらしく、
気のいい他の下宿人の好意に甘えられない。素直になれない。

「私、甘えないことにしているんで。」とか言っちゃう。

そこで下宿人の一人が言ったセリフ。
「甘えるのと助けを借りるのは違います。
甘えると思うから苦しくなる。
助けを借りて、誰かにまた返せばいいんです。」
(細かい部分はちょっと違うかもしれませんが、大意はこんな感じ。)

それを聞いて、頭を殴られたような衝撃を覚えました。
そうだよなぁ。人間一人では生きられないんだから、
苦しい時に誰かの助けを借りるのは、
決して恥ずかしいことじゃないよな。

「人に甘えない」ってことは、「自分は一人で生きられます」
って言ってるのと同じで、人として傲慢かもしれない。

もちろん、自分で何の努力もしないで、人の助けばっかり
当てにしているのは論外だけれど、
精一杯努力して、それでも苦しい時は人の助けを借りてもいい。
自分がそれで大丈夫になったら、借りた人に返してもいいし、
同じように苦しんでる人に返してもいい。

若い頃は、NHKのドラマが説教臭くて嫌いだったのですが、
最近は感動することが多くて、
今日も新たな気づきをもらいました。感謝感謝!

って、私も年とったってことか?


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