答えのない悲しみ
一昨日録画したWBSを昨日の朝観ていたら、
ステーキガストの映像がでていたので、
昨日のランチはステーキガスト(笑)。
(結構影響されやすいです。)
さて、昨日テレビでセンバツの選手宣誓の様子が流れていて、
思わす涙してしまいました。
ご覧になった方も多いと思いますが、
石巻工業高校主将の選手宣誓は、とても素晴らしい内容でした。
特に、「答えのない悲しみ」というくだり。
なぜ、私の住んでいる地域に地震がくるのか。
なぜ、私の大切な人は亡くなってしまったのか。
なぜ、私は生き残ったのか。
たくさんの、答えのない悲しみ。
なぜ、なぜ、なぜ…。
震災関連のテレビや新聞を見ていると、
辛さや悲しみから立ち上がろうとしている方々が
たくさん紹介されています。
ても、その影には立ち直ろうとしても立ち直れない、
頑張ろうとしても頑張れない方々が、
もっとたくさんいらっしゃると思うのです。
家族も家も仕事も一瞬のうちに流されてしまったショックは、
一年やそこらで癒えるものではありません。
選手宣誓にもあった通り、答えのない悲しみを受け入れるのは、
とても苦しいことです。
そうやって苦しんでいる方々が、ああいった前向きな報道に接すると、
余計に落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったりするのではないだろうか?
センバツの選手宣誓はとても感動したし、勇気をもらったけれど、
前向きに頑張れる人ばかりではないし、
そのことで、苦しみの渦中にある方々を責めるようなことだけは、
決してしてはいけない。
「頑張れ」とか、「いつか立ち直れるよ」なんて安易な言葉は、
相手の方にとってとても失礼です。
被災地の方を思っているよという、単なる自己満足でしかない。
自分に都合のいい涙を流しながら、
そう自戒した朝でした。
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