ご報告が遅くなりましたが、昨日は浜松女性起業家育成講座の
第一期卒業生、中川亜子さんが経営する
和敬愛育園さんの生活展に
行って参りました。
私はどうして「生活展」なのかずっと疑問だったのですが、
園児さんの普段の園での生活を、保護者の方やこれから保育園を
探す一般の方々にお見せするのが目的の一つなのですね。
(なぜ気づかないか)
上の写真は当日販売されたおでんなどの食品の数々。
全て保育園の給食室で作られています。
因みに左上のお豆と小魚の佃煮風の小皿は、
実際に園で出されているおやつなんだそうです。
和敬愛育園さんでは、大切なお子さんの、しかも乳幼児期の
健康を気遣って、食材や調味料にとってもこだわっていらっしゃいます。
味も、もちろん美味しい
自分のお子さんが、普段どういうおやつを食べているのかを
知ることができる貴重な機会ですね。
この写真は、驚くことなかれ!
何と年長さんが活けた生け花です。
しかも、花器も園児さんの手作り
花器は信楽の土を使い、陶芸の作家さんに教えてもらいます。
お花は、これまたプロの華道家の先生に習うという本格派。
何でも一流のものに触れさせて、子供のころから創造性や美意識を
育んでいきたいという、亜子先生の教育理念が反映されています。
(手前味噌ですが、華道家の先生は浜松女性起業家育成講座
第二期卒業生の中村美穂さんです。
こういった卒業生同士のコラボレーションも実現しています。
講師の一人として、率直に嬉しいです。)
こちらはバルコニーで展示されていた「木のおもちゃ」。
亜子先生曰く、既成の出来上がったおもちゃだと発展性に乏しいけれど、
木のおもちゃはシンプルなだけにいろいろな遊び方を、
それこそ子ども自身が発明するので、創造性が育まれるのだとか。
確かに私も子どもの時に、何のことない木の棒一本で
指揮者になったり、チャンバラのお侍さんになったりしたもんな。
全体を通して感じたのは、亜子先生はじめスタッフさんの
気遣いと志の高さ。
将来社会の役に立つお子さんを育てたいという、
一貫した思いがひしひしと伝わってきます。
そして、この園に通えば一人一人が個を尊重されて、
「自分は愛されている」という自己肯定感の強い
「生きる力」の強い大人が育つだろうなという確かな予感です。
英語も音楽も大切。
でも、幼児教育の根本は、例えばご飯を残さないで食べるとか、
好き嫌いをしないとか、しっかり一人でトイレに行けるとかっていう、
人としての「生きる力」を育てることなのではないでしょうか。
ここを卒業した子たちは、きっと社会に役立つ素晴らしい大人に
なることでしょう。
子どもを持たなかったことを、少しだけ悔やんだ一日でした。
亜子先生、スタッフの保育士の先生方、
ありがとうございました。