心の避難所

かつ

2013年11月24日 15:55


こんにちは写真は、遠鉄百貨店ソラモのイルミネーション。
冬の恒例行事になってきましたね。
今年もツリーは建つのかしら?

全然関係ないですが、(いつものことですが)
今朝フェイスブックで「心に負荷がかかった時に、どこに逃げるか」
的な書き込みをしたら、「心の避難所は必要です。」っていう
コメントを頂いて、ああ、心の避難所っていいなぁって思いました。

困難に立ち向かうとか、くじけないとか、それももちろん大切だけれど、
あえて立ち向かわずに逃げる、(もしくは迂回する、トンネルを掘る)
って発想も、精神衛生上大切だと思うんですよね。

かく言う私も、今までの人生で逃げた経験が二度ほどあります。
(小さな逃げは数えきれないが、大きな逃げ、という意味で。)

一度目は中学一年生の時。
当時入っていた部活(運動部)の練習がとっても厳しくて、
顧問の先生も怖くて、参ってしまったことがあります。

今思えば、あれは多分に精神的なものだと思うのですが、
ある日練習中に過呼吸のような呼吸困難を起こし、
倒れてしまったのです。
以来、ちょっと運動をするとその症状が出て、
病院でもはっきりした原因が分からず、
ただ貧血と低血圧はひどかったので、
運動はドクターストップになりました。

部活は途中で退部し、学校の体育の授業も見学しました。
高校に入ったら少し回復したので、体育の授業は何とか
こなしましたが、部活は文化部に入りました。(しかも幽霊部員)

言い訳すると、決して仮病ではなく、
運動をすると息が苦しくなったのですが、
今思うと、あれは登校拒否の部活バージョンだったんじゃないかと。

二度目は19歳になったばかりの夏。
前にも何回か書きましたが、
家族関係で悩んでいた私は、ある日本当に発作的に家出をしました。
これ以上この家にいたら、自分がおかしくなると思ったのです。

以来8年間、家族とは連絡を取りませんでした。
父がガンで入院しなければ、今でも取っていないかもしれません。
家出をして、生活は苦しかったけれど、
自分を苦しめる要素がなくなって、本当に嬉しかったのを覚えています。

今の日本は何か困難があっても、
それを乗り越える強さばかりが評価されて、
逃げる人は弱虫だと言われてしまいます。
でもいつも逃げないで立ち向かっていたら、
よっぽど強い人でない限り、自分を壊してしまうかもしれない。
壊れてしまったら意味がないんです。

以前、人生の師と仰ぐ、元の職場のボスに言われました。
「あなたは、よくその年齢まで他人も殺さず自分も殺さず、
生き残ってくれたね。」
それは、自分を壊されるような状況になると逃げちゃうから。
(私、逃げ足だけは速いんです(笑)。)

人生は長いから、たまには逃げてもいいし、負けてもいい。
私も時々他の人に「頑張れ!」とか言ってしまうんですが、
頑張れないときだって、ありますもんね。

三十六計逃げるに如かず、という言葉があります。
上手に逃げて、柳のようにしなやかに生きたい。
最近年齢のせいか(笑)、特にそう思います。










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