初心忘るべからず
対外的なお仕事は、明日から本格スタートなのですが、
いきなり明日からフルに働くと疲れてしまうので、
昨日の午後から事務仕事してます。
(写真は今日のランチのコメダ珈琲)
お休みの日は電話もメールも来ないので、
お仕事に集中できますね。
そして、今日の午前中は、かつての修行先事務所に
お年始のご挨拶をして参りました。
温かく迎えてくださった大先生と奥様。
ご挨拶だけですぐにおいとましようと思っていたのに、
ついつい居心地が良くて、長居してしまいました。
大先生に初めてお会いしたのは14年前。
当時、塾講師を退職したばかりの私は、
一生出来る仕事はないかと、模索中でした。
たまたま取った行政書士の資格を活かすため、
行政書士事務所の補助者の仕事を探していた矢先、
これまた、たまたま求人を出されていた大先生とお会いしたのです。
大先生は私の履歴書を見て、
「あのね、僕は簡単な書類が作れて、お茶くみとかコピー取りとか、
たまに役所にお使いに行ってくれるような、パートさんが欲しいの。
あなたのように、資格を持ってて
将来独立するような人はいらないんだよね。」
(大先生は必要なことはズバッとストレートに仰る合理的な方です。
余分なデコレーションがないので慣れると分かりやすいのですが、
初めて会った方は、ビックリしちゃうことも…。
でも、中身はとっても優しい方です。)
私は慌てて、
「お茶くみでもコピー取りでもお使いでも、何でもします。
パートでも構いません。夜にバイトしますから。
お願いします。是非やらせてください!」
大先生も根負けしたんでしょうね(笑)。
最初こそ、初めの取り決め通り補助的な業務中心でしたが、
しばらくすると入管や建設業の難しい書類も任せてくださるようになり、
お客様との打ち合わせにも同行させてくださいました。
あの10年間の修行がなかったら、今の私は確実にいません。
今日も、10年間の思い出話に花が咲き、
加えて今後の経済状況や、士業の仕事の方向性など、
本当にいろいろと教えてくださいました。
帰りには、寒い中、駐車場まで見送ってくださった大先生。
大先生から受けたご恩に報いるためにも、
自分がしっかりした仕事をしようと、肝に銘じた年始でした。
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