私には「喫茶店でコーヒーを飲むとき、いけないと思いながらも、
ついついお隣のテーブルのお話に聞き耳を立ててしまう」という
悪癖がありまして、(そういうラジオ番組ありましたよね。)
その日も本を読むふりをしながら、
(正確に言うと、本を読むのに飽きてしまい)
お隣の若い(多分二十代)女性三人組のお話に
聞き耳を立ててしまったんです。
その女性たちは、私が多分二十年前そうであったように、
恋愛と仕事の話で盛り上がっておりました。
「私って、こういうタイプの男の人、ダメなんだよね。」とか、
「早く結婚したいなぁ。でも、できるのかなぁ?」とか。
しばらくすると、その中のお一人がしみじみこう言ったんです。
「でもさあ、男の人って大変だよね。
だってどんなに辛くても、仕事辞められないもんね。」
ん?何のこっちゃ?
私はしばらく意味が分かりませんでした。
どうやら、女性は結婚してしまえば仕事をする必要がないから、
どんなに今の仕事が辛くても耐えられる。
男性は結婚しても仕事を辞められないから、
(というか、結婚したら余計に辞められないから)
かわいそうだ、ということらしいのです。
こういう時、私はモヤモヤしてしまうんですよねぇ。
そりゃあ、彼女だって自分の一存で言っているわけではなく、
周りの状況(特に両親世代)だったり、
職場の環境だったり(寿退社の多い職場なのかもしれない)、
そんな諸々が重なっての発言だとは思うのですが、
男の人だって仕事を辞めたくなる時はたくさんあるだろうに、
女性は結婚を理由に退職できて、男性はできない、というのは、
男性にとってちょっと酷すぎるんじゃないか?
って思ってしまうんですね。
男性はどう思ってるんですかね?
お付き合いしている女性から、
「私、今の仕事辞めたいから、早く結婚してよ。」
って言われたら、嬉しいのかなぁ???
(もちろん、自分の奥さんにはしっかり家庭を守ってほしい
という男性も、少なからずいらっしゃいますしね。
それはそれで別にいいと思います。)
もちろん、私はすべての女性が一生働くべきだとは思っていません。
ただ、働きたい女性が働けない現状(例えば保育園が足りない、
例えば女性の生涯賃金が男性に比べて低い)を見た時、
それは女性個人の問題ではなく社会の問題だから、
どんなに時間がかかっても、その制度を変えていけば、
働きたい女性がずっと働ける世の中になるんじゃないだろうか?
って思うんですよね。
働きたくない人を無理して働かせる必要は全くないけれど、
それに男女差をつけるのはどうかな?って。
そう言えば、フェイスブックのCOO、シェリル・サンドバーグは、
TEDでこう語っていました。
「残念ながら、私の世代では女性のリーダーの数を
変えられそうにない。」
アメリカですら、そうです。日本は如何ばかりか?
女性リーダーの数が増えれば、社会を変えるスピードが
加速する気がするんですが…。
シェリル・サンドバーグのTEDはこちら↓
http://logmi.jp/11766
そんなモヤモヤを抱えつつ、食べたお昼御飯はコチラ。
別に写真は要らないのだけれど、ブログに写真がないのが寂しくて。
(お前だけだよ)