45回目のバースデー

かつ

2014年06月22日 14:31

こんにちは
私事で大変恐縮ですが、昨日は私の45回目の誕生日でした。
実は今年の誕生日には、特別な意味があったんです。

暗い話で申し訳ないのですが、母の享年は44歳でした。
(45歳だと勘違いしていましたが、誕生日前に亡くなったので、
44歳だったんですよね。)
母が亡くなった時、私はまだ15歳でしたから、
親孝行らしいことを、一切してあげられなかったんですよね。

「母より1歳でもいいから丈夫に長生きすることが、唯一の親孝行。」
いつの頃からか、そんな風に思って生きてきた私にとって、
昨日は「母より1歳長生きした記念日」だったのです。
遅ればせながら、やっと念願の親孝行ができました。

ですから、今年の誕生日は盛大にお祝いしよう。
ドラマ「最後から二番目の恋」でキョンキョンがやっていたように、
バースデーケーキに45本のローソクを立てよう。
そして、今まで無事に生きてこられたことに感謝しよう。

昨日は一日仕事だったのですが、仕事の合間に仲間が
ケーキとローソクを買って持ってきてくれました。(感謝)
よっしゃー、これで念願の45本ローソクが立てられる!

だが、しかーし!現実はそう甘くなかった



ショートケーキでやったのが、まずかったのかもしれません。
あわや火事?消火器作動?ってくらいの大きな炎

炎って上に登ろうとするから、上昇気流ができてしまったんですね。
本当は、「この一本一本が私の人生ね。」的に、
感傷に浸りたかったんですが、
あまりの大炎上にビビってしまい、
すぐに吹き消したのは言うまでもありません。



そして、ローソクを抜いた後は、まるで
「トムとジェリーに出てくるチーズ」のように穴ぼこだらけ。
味は美味しかったですが、ビジュアルがね~(笑)。

そんなこんなで、ドタバタな誕生日でしたが、
友人・知人からたくさんのメッセージを頂き、
とっても楽しい誕生日でした。
みなさん、ありがとうございました。
(そしてもちろん、ケーキを買って来てくれたAさん、ありがとう!)

(余談)
母が亡くなった時、私は中3で高校受験を控えていました。
病弱な母を喜ばせたかった私は、
地域で一番偏差値の高い高校を目指し、
自分なりに一生懸命努力して、何とか合格することができたんです。

でも、その時には既に、母は鬼籍に入っていました。
母を喜ばせたくて入った高校なのに、もう母はいない。
元々無理に勉強して入った高校です。
やる気を失った人間が、ついていけるレベルではありませんでした。

そんなこんなで、高校時代は授業中に寝てばっかりいたんですが、
この話を最近ある人にしたら、その人はこんなことを言いました。
「ふーん、授業中に寝てたの、お母さんのせいにしたんだね。」

一瞬カチンときたのですが、確かにそうだなってしんみりして。
でも、その人は直後にこう言ったんです。
「でも、例えそうだったとしても、お母さんは怒らないと思うよ。」

もうすぐ母の命日です。
墓前でこう言おうと思います。
「もう二度と、お母さんのせいにはしないよ。
私は私の人生を、しっかり生きるからね。
だから、見守っててください。」

暗い話で、すみませんでした。
今日からまた、一日一日頑張ります。
来年は46本ローソク立てるぞ~!オ~!
(来年もやるのか?)



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