女性で成果を出したい企業のための実践セミナー

かつ

2017年02月17日 13:58

こんにちは(^O^)/
浜松の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー
小田切克子です!

2月14日のバレンタインデー、
奇しくも「女性が男性に愛を告白する日」に、
静岡県主催「女性で成果を出したい企業のための
実践セミナー」が開催され、僭越ながらパネリストの
一人として、参加させて頂きました。







他のお二人のパネリストは、
浜松市内でめっき加工会社を経営され、
製造現場という、一見男性オンリーの職場で
女性パートさんを上手に活用されている、
三光製作株式会社 専務取締役 山岸伸二氏。

http://www.sanko-seisaku.co.jp/

子連れOKな、女性起業家のためのシェアオフィス
「コトリスラボ」を三島で主催され、
60人を超える女性クリエイターと中小企業の
マッチングに奔走されている、
株式会社ビズホープ代表取締役 寺田望氏。

http://www.bizhope2012.net/

そうそうたるパネリストお二人の後は、
非常に話し辛かった(笑)。

お二人のお話からは、いろいろな気付きを頂きました。
特に、中小企業が単なる下請けを脱却して、
BtoBからBtoCに転換しようと模索する際に、
消費者である女性の視点はとても大事。

例えば、男性客がほとんどだった居酒屋さんに
女性客を取り込みたい、できればアイドルタイムの
昼間の需要も取り込みたいと考えた場合、
女性の視点で考えれば、まずスイーツの充実。
カフェのような美味しいスイーツを提供できないか?
しかも、メニューも女性が喜ぶおしゃれなイラストにしたら?

結果は、寺田望氏がご出演された「ガイアの夜明け」にも
ある通り、女性客がわんさか増えて、昼間の冠婚葬祭需要も
取り込める、大繁盛店に生まれ変わりましたとさ。

女性活躍推進というと、すぐに「労働力人口の減少」を
理由に挙げたがる人が多いのですが、(私も昔はそうでした)
それは女性にとって大変失礼な物言いです。

日本の約半分は女性。だから今まで働いていなかった女性に
働いてもらえば、GDPが2倍になるんじゃないの?
それはおじさんの発想。(私も昔はおじさんだった。)
女性は働いていたんです。以前からずっと。

だけど、多くが非正規で、男性の平均賃金の6割位しか稼げない。
おまけに、「配偶者控除」や「第3号被保険者」という
見えない鳥かごの中で働いている。
もしくは、育児や介護などの、いわゆるアンペイドワークに
従事せざるを得ない状況に置かれている。

女性活躍推進の一番の肝は、ダイバーシティ(多様性)。
今までのような、同じ年代、同じ性別、同じ宗教の
人たちが集まった、多様性の乏しい企業では、
イノベーションは生まれない。。
そういう企業は、将来選ばれなくなりますよ。
この考えを、私はシンクタンク ソフィアバンク代表の
藤沢久美さんに教わりました。
(直接教わったわけではありませんが(笑)。)

日本の、浜松の中小企業も、やっと気付き始めました。
女性の視点を入れた経営をしていかないと、
将来生き残れない。舵を切るなら今だ、と。

参加者の方々の熱い視線に、それを感じました。
私にとっても、大変有意義なセミナーでした。
ありがとうございました。


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