「銀行にお金を置いておいても増えない」時代から「置いておくと減る」時代へ

かつ

2019年12月06日 12:56

こんにちは(^O^)/
浜松の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー
小田切克子です!

今朝のニュースより。
「一定期間取引のない口座に手数料を検討 三菱UFJ銀行」

ついに来たな、という感じですね。

2016年に日銀がマイナス金利政策を始めたときから、
いつかはこうなるだろうって予想をした人が多かった、
口座管理手数料の導入。
つまり、銀行にお金を置いておくと、
手数料を引かれるということです。

銀行は日銀にある程度のお金を預けないといけないのですが、
たくさん預けすぎると世の中にお金が回らない。
そこで日銀はある一定程度以上預けたら、
逆にお金を取るよ!というマイナス金利政策を始めました。

銀行はみなさんからお金を預かって、そのお金を
企業や個人に貸し付け、その金利差を利益にしています。
しかし、今は貸出金利が下がっていますから、
そもそもそんなに儲からない。
しかもお客様の口座を維持するには、様々なお金がかかる。
もう限界ですってことなのでしょう。

最大手の三菱UFJ銀行が始めれば、他行も追随するでしょう。
今検討されているのは、来年秋以降開設された口座で、
しかも2年間、取引のなかった口座に限定するそうですが、
その対象が今後広がることも容易に想像できます。

例えば、残高100万円以上ないと口座管理料がかかるとか、
給与振込口座に指定してない口座は管理料がかかるとか、
口座管理料だけではなく、ATM利用料も値上げするとか、
普通に考えられる話です。

先ずは、ここ最近使っていない口座がないか確認する。
必要のない口座は解約する。
高齢の親御さんがいる方は、親御さんの口座も確認する。
そんな対策が必要かと思います。

これからの日本は、かつてない経験をしていくでしょう。
「銀行にお金を置いておいても増えない」時代から
「置いておくと減る」時代へ。

銀行以外のお金の置き場所をしっかり検討する、
そんな時代が、もう既に始まっています!



関連記事