私の転身力は?
今日は本の紹介です。
市役所の小川さん、哲学者になる 転身力
小川仁志著 海竜社刊
題名にもある通り、市役所の職員だった小川さんが
哲学者になるお話です。
この方のプロフィールは面白い。
京大卒業→商社勤務→フリーター→市役所→哲学者。
小川さんは商社を退職してから司法試験に挑戦しますが、
なかなか受からず、アルバイトで生活費を稼ぐどん底の
生活を味わいます。
京大時代の同級生や、商社時代の同僚に会うたびに、
挫折感は深まります。
私も高校卒業後しばらくフリーターをしていましたが、
高校時代の同級生に会うのが一番辛かった。
小川さんも「明らかに憐みの目で見られた」というようなことを
書いておられましたが、本当にそんな風に思っちゃうんですよね。
(私の場合、多分に被害妄想だったんですけど・・・。)
それが、一念発起、公務員試験を受けて合格。
名古屋市役所に勤務しながら大学院へ。
そして、念願だった哲学者(徳山工業高等専門学校准教授)に。
私も20代は塾講師、30代は行政書士として、転身してきました。
40代はどうなるんだろう。
自分のことのように共感しながら、そしてワクワクしながら
読みました。
常に成長したいと勉強を続けている方へお勧めします。
とても刺激になる1冊です。
関連記事