哲学者の小川さんの新刊

かつ

2010年06月11日 17:39

今日も本の紹介です。

人生が変わる哲学の教室





小川仁志著、中経出版社刊

このブログのお気に入りに「哲学者の小川さん」というブログが
入っていますが、その小川さんの最新刊です。

前著「市役所の小川さん、哲学者になる 転身力」を読んで、
なかなか面白いこと言う人だなぁ、と興味を持ちました。

小川さんは、徳山工業高等専門学校で哲学を教える准教授。
本を書いたり、哲学カフェを主宰したり、大活躍中です。

今回の本は、プラトンやニーチェやサルトルが突然高校の
教室に現れて、哲学の授業を行うという奇想天外な内容。
高校生向けの授業ということで、とかく難しいと感じる哲学を
分かりやすく解説しています。

また、派遣村や世界金融危機や社会起業など、
現在の事象を、それぞれの哲学者が哲学的に語るという
斬新なスタイルが印象的でした。

(ただ、それがその哲学者の学説から導き出せるであろう
意見なのか、それとも小川さんの個人的意見なのか、
微妙ではあります。その哲学者の原典ではなく、小川さんという
フィルターを通した本だから当たり前かもしれないけど。)

哲学をちょっと勉強してみたいなぁ、でもいきなりじゃ
難しいなぁ、という私にぴったりの本でした。

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