リーン・イン 一歩踏み出せ!

かつ

2013年07月23日 19:16


こんにちは。今日は本当に暑かったですね
一日年金事務所の相談員だったのですが、
心なしか、お客様も少なめでした。
こんな暑い日は、よっぽど急ぎの用事でもない限り、
出かけたくないですもんね。

いつもの手抜き弁当も、事務所内で頂きました。
こんな日に外で食べたら、死んでしまう
早く涼しくならないかな~。

ということで(?)、今日は本の紹介。
久しぶりにパンチのある内容でした。
フェイスブックCOO、シェリル・サンドバーグ著
リーン・イン 女性、仕事、リーダーへの意欲
日本経済新聞出版社刊



彼女はハーバード・ビジネススクールでMBAを取得、
財務省首席補佐官、グーグル副社長を歴任。
現在はフェイスブックの最高執行責任者です。
それでいて二人の子供のお母さんでもある。

こんな風に経歴を並べると、私なんかの手の届かない、
正に雲の上の人。
だから、この本がアメリカで出版された時は、
「シェリルのように、才能も地位も富もある女性だから
こんなことが書けるんだ。普通の女性には絶対無理。」
という批判も多かったのだそうです。

でも私は「書いてあることは至極真っ当だ!」と感じました。

例えば、「キャリアは梯子ではなくジャングルジムだ。」
一つの企業に就職し、そこで一本の梯子を上っていく時代は、
とうに過ぎた。というくだり。

ジャングルジムならてっぺんに行く道筋はいくつもある。
これは出産や育児で一度仕事を離れた女性でも、
様々な道を探すことができる、ということを意味する。

そして、彼女がこの本で一番言いたかったのは、
女性の活躍が遅れているのは、外的要因ばかりでなく、
内的要因も原因としてあるんじゃないですか?ということ。

女性がステレオタイプやバイアスで、
男性に遠慮しているのではないか?
今こそ女性がテーブルに着き、やりがいのある仕事に挑み、
果敢にキャリアの道を歩むべきではないか?

そのためにはもちろん男性の理解や協力が必要だし、
女性が女性の足を引っ張ることもやめなくてはならない。

ストレートに心に響く内容です。
翻訳ものにありがちな、もってまわった日本語感もありません。
時に強く、時にユーモアを交えて、
「声を上げよう」「ともに力を」と訴えています。

先日の記事にも書きましたが、
出る杭は打たれるけれど、それは杭の絶対数が少ないから。
今よりもっと女性のリーダーや経営者が増えれば、
現在の力関係に変化をもたらし、多くの人に道が拓ける。
シェリルはそう書いています。

女性はもちろん、男性にも読んで頂きたい。
読んだ後に行動したくなる。そんな本です。
おススメです。


女性の経済的・精神的自立を応援する
浜松の行政書士・社会保険労務士
小田切克子事務所

http://o-sola.cms-mini.net/

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