読書の波
ゴールデンウイークは普通に仕事でしたが、4日と5日はお休み。
旅行にはもう行ってしまったので、
自宅でおとなしく引きこもりでした(笑)。
そんな引きこもりの中で、いろいろ本を読みました。
前にも書きましたが、私は子供の頃読書の習慣がなく、
外で遊んでばっかりいる野生児でした。
高校に行ってからはソフトにグレていたので、
やっぱり読書はしませんでした。
社会人になってから、ボスに「本を読め!」と口すっぱく言われ、
試しにベストセラーを買って読んでみたけれど、
習慣がないのでなかなか集中できない。
途中でつまらなくなって投げ出してしまう。
私には読書は無理かなぁって、半ば諦めてました。
そんな私に転機が訪れたのは、今から20年前。
父が末期ガンに侵されていると、医師から宣告された日です。
私は本屋に向かい、ガンについて書かれた本を手当たり次第買って、
貪るように読みました。
10冊ほど読んで、やっとわかりました。
父のガンが、手の施し用のないくらい進行していること。
そして、残された時間は、もうほとんど残っていないということが。
父が亡くなり、また本を読まなくなったのですが、
その後も何度か、読書の波が訪れます。
離婚した時、姉が亡くなった時、
独立を決めた時。
どうやら私は、悩んだり人生の分かれ道に立った時に、
本を読みたくなるらしい。
本には他人の人生がいくつも語られています。
自分の枠を超えたい、殻から抜け出したい。
そう思った時、本を手に取るのかもしれませんね。
実は今も、読書の波が来ています。
一体、何を超えたいんですかね?(笑)
できれば一過性のブームに終わることなく、
今度こそ習慣として根付いてもらいたいものです。
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