静岡女性起業家育成講座、最終日!

かつ

2012年12月16日 15:06




昨日は静岡女性起業家育成講座の最終回。
午前中に、去年の講座の卒業生である、ゆっこ先生が
起業体験談をお話してくださいました。

ゆっこ先生は元保育士さんで、今は布おもちゃの手作りキットの販売や
保育士さん向けの講座の先生をされています。
保育士時代の呼び名が「ゆっこ先生」だそうで、
屋号にもされています。
詳しいプロフィールは、こちらのHPをご覧ください。
ゆっこ先生のおもちゃ箱
http://yukkotoy.com/

ゆっこ先生のお話は一時間くらいだったのですが、
本当に聞き逃したくない内容ばかりで、
一時間があっという間でした。

中でも私が一番感動したのは、
「今まではお金を稼ぐことに罪悪感と言うか、引け目があったけれど、
私の作ったおもちゃを買ってくださる方がいらっしゃるなら、
ちゃんと売って、ちゃんと稼ごうと思うようになったんです。」というお言葉。

ゆっこ先生は東日本大震災の際に「静岡のおばちゃんプロジェクト」
を立ち上げ、手作り布おもちゃを仲間で作って、
被災地の子供さんたちに送るというボランティアをされました。
震災を機に、ゆっこ先生は「社会貢献って何だろう?」と、
深く考えるようになったといいます。
そして出た答えが、「ちゃんと稼ぐこと」だったのです。

事業が大きくなって、雇用を生むようになったら、
被災地から避難してきた人たちを雇えるじゃないか。
その方の給料だけじゃなくて、ご家族の生活費にもなるじゃないか。
社会貢献って、何も被災地に物やお金を送ることだけじゃなくて、
自分の仕事を一生懸命頑張ることが、
ひいては社会貢献につながるんじゃないか。
お話の概要はこんな感じでした。

日本には「三方よし」という言葉があります。
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」。
売り手と買い手がともに満足し、なおかつ社会貢献にもなると
いうのが良い商売であるという、近江商人の言葉です。

「売り手よし」「買い手よし」で終わってしまうことの多い世の中で、
きちんと社会貢献も考えている。
それも、ボランティアじゃなくてビジネスとしてきちんと利益を上げて、
持続性を持たせている。

「社会起業家」
ゆっこ先生は、間違いなく静岡の「社会起業家」です。
こんな素晴らしい女性と出会えたことはとても幸せだし、
これからも女性起業家育成講座の講座生たちの
頼れる先輩であり続けてほしいと思います。







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