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今日は仕事に関連するお話を。

先日、不倫騒動で謝罪記者会見を開いたタイガー・ウッズ。
そのタイガーが奥さんとの間で結んでいた「プリナップ」
というものが話題になっています。

プリナップ（プレナップ）とは婚前契約書のことで、
結婚前に、結婚後の生活についてさまざまな取り決め
（主に離婚時の財産分与について）をしておくというもの。

報道によると、タイガーは結婚生活が10年続いたら夫人に
約20億円渡すことになっているのだそうな。
タイガーの総資産は約600億円ともいわれ、
このプリナップを結んでいなかったら、離婚時に半分の300億円
分与しなければならなくなるかもしれないとのことで、
それに比べれば安い（？）ということでしょうか。

庶民の私には天文学的数字ですが、
アメリカでは結婚するカップルの２０％がこのプリナップを
結んでいるのだそうです。（フランスは２５％だそうです。）

日本ではあまり普及していない制度だとは思いますが、
今後はもっと普及していくといいのでは？と思っています。

結婚する前から離婚の話をするのは縁起が悪いというか、
ちょっと抵抗があるとは思うのですが、
夫婦仲が険悪になってからでは遅い、という現実もあります。

特に、夫が自分の荷物をまとめて家を出て行ってしまい、
生活費を払ってくれない場合。
婚姻費用の額、支払い方法は、まず夫婦の話し合いで決めることに
なるのですが、夫婦仲が悪くなってからでは話し合うこと自体、
難しいと思います。

結婚前に婚姻費用の分担についてプリナップを結んでおけば、
こういう事態に備えることができます。

離婚時のことだけではなく、家事や育児の分担、お互いの親のことなどを
二人で話し合い、できれば文書にしておくことで、
避けられるトラブルがたくさんあるのではないでしょうか？