引き籠りのお正月

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昨日は外、寒そうでしたね。
雪が舞ってましたもんね。

他人事っぽい?
そう、昨日は家から一歩も外へ出ていません!
(自慢するようなことか?)

初詣は夜中のうちに近所の神社へお参りしたし、
(あっ、一歩も出てないは嘘。)
食料はスーパーで2日分買いだめしたし、
世間のトレンドである、引き籠りのお正月、
満喫(?)いたしました。

映画を1本見ました。
ずっと見たいと思っていたのですが、
絶対泣くという折り紙つきの作品だったため、
一人でそっと見ました。
そして、泣きました。

「I am Sam」という作品です。
7歳の知能しか持っていない父親、サムが、
たった一人で育ててきた愛娘ルーシーを、
父親としての資格に欠けると
ソーシャルワーカーに奪われてしまう。
サムはルーシーを取り戻すため、
敏腕弁護士とともに裁判に出ることを決意する。

主演のショーン・ペンがアカデミー賞主演男優賞に
ノミネートされた話題作です。

心をえぐるような辛いシーンがたくさん出てくるのですが、
サムが、敏腕弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)と
食事をして、支払いをするシーンが特に印象的でした。

当然リタが支払おうとするのですが、
(サムは8ドルの時給の仕事で、リタは大金持ち)
サムがそれを遮って、自分で払うのです。
しかも、彼にとっては難しいお金の計算を、
一生懸命して。

「みんな僕には払えないと思ってる。」
というようなセリフがあったと思うのですが、
ドキッとしました。

サムは自分に父親としての資格があることを
証明しようと必死なのですが、
他の登場人物も、そして観客である私も、
サムにそんな能力があると思っていない。
そのことに気づかされるシーンです。

人としての尊厳とか、障がいをお持ちの方への
考え方とか、
「それであなたはどうなのよ?」
という、難しい問いを、どんどん投げつけてくる
映画です。

涙を拭くためのティッシュを、箱ごと傍に置いて
ご覧になることをお勧めします。



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