小さいものを馬鹿にするな!

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小さいものを馬鹿にするな!

葛根湯飲んで、風邪も大分楽になりました。
でも、念のため今日は一日休養。
幸い、急ぎの仕事もなかったので、たまった新聞を読んだり
テレビを見たりしてのんびり過ごしました。

そして、久しぶりに見ました。NHKスペシャル。
今日のは良かったニコニコ

シリーズ東日本大震災“魚の町”は守れるか
~ある信用金庫の200日~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120211.html

東日本大震災で多くの中小企業は壊滅的な打撃を受けました。
工場や設備を丸ごと流され、ゼロからの再スタートです。
多くの企業は既存の債務に加え、新たな債務を背負う
いわゆる二重ローンを抱えることになります。

気仙沼信用金庫は、地元の復興を支えるため、
ギリギリの融資を進めていくのですが、
既存の融資先も傷んでいることから、
担保の無い新規融資には、慎重にならざるを得ない。

ここで、リアルな人間ドラマが繰り広げられるのです。
工場を根こそぎ流された水産加工会社の社長、
日本政策金融公庫の融資責任者、
そして、信金の融資担当と理事。
思わず手に汗を握ってしまいました。

それにしても頭に来たのが、前述の水産加工会社の
もともとのメインバンク。
どこの銀行だか知りませんが、
初めは追加融資を断っておきながら、
公庫が乗り出したと聞いたら、手のひらを返したような対応。

それが「金融」だということなのかもしれませんが、
自らリスクを負わない、
小説「下町ロケット」を彷彿とさせる展開に、
「小さいものを馬鹿にするな!」と怒り全開。
「信金さん、ガンバレー!」と、
エールを送ってしまいました。

信用金庫は法律で、営業範囲が限られてます。
その地域の産業が死んでしまったら、信金の明日もありません。
だから単純な善悪の問題では、もちろんないのですが、
復興と金融について、考えさせられるドキュメンタリーでした。




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