機会平等?結果平等?

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今日のお昼御飯です。
今日は一日ハローワークの当番でしたので、
久しぶりに駅南のモスバーガーで。
新発売の菜摘バーガーとオニポテセット、700円也。
バンズの代わりにレタスで具を挟んであります。
ヘルシーですが、少々物足りなかったのは事実(笑)。

さて、写真とは関係ないですが、(毎度のことですが)
最近日経新聞に「女性面」という紙面が誕生しました。
アベノミクスの三本目の矢、成長戦略の中核は女性活用である!
と安倍首相自ら発言したことがきっかけでしょうか?
働く女性を応援するという趣旨で、
毎日いろいろな記事が掲載されています。

最近気になったのは、11日(土)の紙面。
「女性管理職に数値目標、どう思う?」というものです。

ご存じのとおり、日本は政治・経済分野での女性活用が
先進国中目立って遅れています。
女性の政治家、会社経営者が少ないんですね。

そこで企業が女性管理職に数値目標(例えば5%とか)を
置いたら、男性社員から「女性優遇だ」と反発が出たのだとか。
「実力がないのに、ただ女性というだけで管理職になるのは
不公平だ。」という男性側の主張も理解できます。

ここで考えなければいけないのは、
①女性管理職が少ないのは、女性の能力が低いから?
②女性管理職が少ないのは、環境が整っていないから?
のどちらか?ということです。

①はないでしょう。
私の周りにはたくさんの優秀な女性がいらっしゃいます。

②はどうでしょう?
もし管理職になるための条件が、
「24時間会社のために戦える人材であること」であるとしたら、
女性には不利に働きます。
育児、家事、介護は女性が担うものという価値観が、
日本には根強くありますから。

また、新しい時代の女性管理職のロールモデルが少ない
ということも、考えられます。
よく、育児も家事も介護も仕事も不眠不休でやったわ!
という女性経営者や政治家の話を目にしますが、
「そんなの私には無理。」と考える女性が多いのも事実。

だったら女性に下駄を履かせてもいいのか?
これも問題です。
実力がないのに管理職になったら、そりゃ不公平です。

私はまず女性が管理職や役員として働くための環境整備が
必要だと考えます。
パートナーが残業続きで夜中に帰ってくるような家庭では、
女性は働くことができません。
男女ともに労働時間を減らす必要があります。

そして、保育園や介護施設などの設備を充実させて、
家庭での育児や介護の負担を減らすこと。

女性の側の意識改革も必要でしょう。
管理職としての心構えや仕事の進め方を学んでいく必要があります。

更に、「男性は仕事、女性は家事・育児」という
性別役割分業の意識を変えていく努力をすることです。

今から30年前、私が通っていた中学には、
ビックリするような規則がありました。
「生徒会長は男子しか立候補できない。
女子は副会長に立候補すること。」
当時は男女雇用機会均等法ができる前の時代。
男性と女性の定年年齢が違うという就業規則が
平然とまかり通っていました。

私は生徒会長になりたかったのですが、
その規則のため立候補できず、
納得いかなかったけれど、副会長になりました。
その時の釈然としない気持ちが、今も残っています。

でも、もしその規則が逆だったら?
「生徒会長は女子しか立候補できない。」
私は立候補したでしょうか?
そして、もし会長になったとして、嬉しかったでしょうか?
答えはNOです。
男女問わず、その能力と意欲のある生徒が選ばれるべきです。

機会平等か?結果平等か?
難しい問題ですが、女性活用が叫ばれる昨今、
避けては通れない問題だと思います。


女性の経済的・精神的自立を応援する
浜松の行政書士・社会保険労務士
小田切克子事務所

http://o-sola.cms-mini.net/


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