2013年06月06日19:06

今日のお昼御飯は、久しぶりのロロカフェさんでカレーでした。
実は日替わりがチーズハンバーグで、昨日はロコモコだったから、
そんなに毎日ハンバーグばかり食べてたら、
ハクション大魔王になっちゃうと思い、カレーにした次第。
昨日夜更かししたせいで、お弁当挫折しました
さて、唐突ですが(いつものことですが)
今日は私の尊敬する人生の師、Kさんのお話です。
Kさんは私が初めて正社員として勤めた学習塾の塾長。
出来の悪い私に、社会人としての基本のきを叩き込んで
くださった方です。
そんなKさんは、退職して10年以上経つ私に、
時々連絡をくださいます。
先日もこんなメールが来ました。
「習っているダンスの発表会があるから見に来てほしい。
今年は特にチャレンジしたいことがあるので、
是非見てほしい。」
そう、Kさんは団塊の世代でありながらストリートダンスを
習っているという、スーパーシニアなのです。
以前も一回発表会を見に行かせて頂いたことがあるので、
今度の「チャレンジ」も、「新しいステップを習得したのかな?」くらいの
軽い気持ちで「行きます!」と返信しました。
でも、そのチャレンジは全然次元の違うチャレンジでした。
Kさんの元教え子に、重度の障がいを持った女の子がいます。
彼女は生まれつき身体が不自由で、車椅子で塾に来ていました。
話によると、「特別扱いされたくない。」と、他の子たちと全く同じ
課題を常にこなしていたそうです。
そんな彼女とダンスを踊るというのです。
暗転した舞台のスクリーンに、次に踊るチームのメンバー紹介が
流されるのですが、彼女のチームの時は、長い文章が流れました。
要約すると、
彼女は生まれつき身体が不自由ですが、
唯一動く左手でダンスに参加しようとしています。
どうか彼女のチャレンジを理解して頂き、声援をお願いいたします。
前の日に聞いていた私は、ある不安を抱いて客席に座っていました。
彼女の車椅子姿を好奇な目で見るお客さんもいるんじゃないか?
そこまでして踊ることを、本当に彼女は望んでいるのか?
ステージが始まると、私の不安は全くの杞憂でした。
ニコニコしながら左手を振る彼女。
そして彼女を囲むように踊るKさんたち、ダンスチーム。
暖かく声援し、惜しみなく拍手を送るお客さん。
会場が一体になった瞬間でした。
つまらない心配をしていた私は、
そこに至るまでの彼女とKさんの心の葛藤を思い、
思わず涙したのです。
Kさんは後日メールをくださいました。
実は当日まで迷って悩んで、何度も彼女に確認した。
そうして吹っ切れたうえでの当日のステージだった。
終わった後に、他のメンバーとはしゃいでいる彼女を見て、
ああよかったと心底思った。
Kさんの行為を非難する方もあるかもしれません。
でも彼女もいつかは大人になって、
この世の中を渡っていかなければならないのです。
家族も一生面倒を見られるわけではありません。
頑張ってチャレンジすれば、必ず応援してくれる人がいる。
それは障がいがある人も、ない人も一緒です。
いろいろな意見はあるでしょうが、
私はこのライブが、彼女たちのおかげでより深い、
意義のあるイベントになったんじゃないかって思います。
一緒に踊った仲間も、会場のお客さんも、
ダンスの先生方も、いろいろな気付きや学びがあったはず。
もちろん私にも。
「ダンスはみんなのもの」
エンディングで彼女のダンスチームが振っていた、
大きなボードに、そう書かれていました。
Kさん、やはりあなたは私の人生の師です。
女性の経済的・精神的自立を応援する
浜松の行政書士・社会保険労務士
小田切克子事務所
http://o-sola.cms-mini.net/
ダンスはみんなのもの≫
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今日のお昼御飯は、久しぶりのロロカフェさんでカレーでした。
実は日替わりがチーズハンバーグで、昨日はロコモコだったから、
そんなに毎日ハンバーグばかり食べてたら、
ハクション大魔王になっちゃうと思い、カレーにした次第。
昨日夜更かししたせいで、お弁当挫折しました

さて、唐突ですが(いつものことですが)
今日は私の尊敬する人生の師、Kさんのお話です。
Kさんは私が初めて正社員として勤めた学習塾の塾長。
出来の悪い私に、社会人としての基本のきを叩き込んで
くださった方です。
そんなKさんは、退職して10年以上経つ私に、
時々連絡をくださいます。
先日もこんなメールが来ました。
「習っているダンスの発表会があるから見に来てほしい。
今年は特にチャレンジしたいことがあるので、
是非見てほしい。」
そう、Kさんは団塊の世代でありながらストリートダンスを
習っているという、スーパーシニアなのです。
以前も一回発表会を見に行かせて頂いたことがあるので、
今度の「チャレンジ」も、「新しいステップを習得したのかな?」くらいの
軽い気持ちで「行きます!」と返信しました。
でも、そのチャレンジは全然次元の違うチャレンジでした。
Kさんの元教え子に、重度の障がいを持った女の子がいます。
彼女は生まれつき身体が不自由で、車椅子で塾に来ていました。
話によると、「特別扱いされたくない。」と、他の子たちと全く同じ
課題を常にこなしていたそうです。
そんな彼女とダンスを踊るというのです。
暗転した舞台のスクリーンに、次に踊るチームのメンバー紹介が
流されるのですが、彼女のチームの時は、長い文章が流れました。
要約すると、
彼女は生まれつき身体が不自由ですが、
唯一動く左手でダンスに参加しようとしています。
どうか彼女のチャレンジを理解して頂き、声援をお願いいたします。
前の日に聞いていた私は、ある不安を抱いて客席に座っていました。
彼女の車椅子姿を好奇な目で見るお客さんもいるんじゃないか?
そこまでして踊ることを、本当に彼女は望んでいるのか?
ステージが始まると、私の不安は全くの杞憂でした。
ニコニコしながら左手を振る彼女。
そして彼女を囲むように踊るKさんたち、ダンスチーム。
暖かく声援し、惜しみなく拍手を送るお客さん。
会場が一体になった瞬間でした。
つまらない心配をしていた私は、
そこに至るまでの彼女とKさんの心の葛藤を思い、
思わず涙したのです。
Kさんは後日メールをくださいました。
実は当日まで迷って悩んで、何度も彼女に確認した。
そうして吹っ切れたうえでの当日のステージだった。
終わった後に、他のメンバーとはしゃいでいる彼女を見て、
ああよかったと心底思った。
Kさんの行為を非難する方もあるかもしれません。
でも彼女もいつかは大人になって、
この世の中を渡っていかなければならないのです。
家族も一生面倒を見られるわけではありません。
頑張ってチャレンジすれば、必ず応援してくれる人がいる。
それは障がいがある人も、ない人も一緒です。
いろいろな意見はあるでしょうが、
私はこのライブが、彼女たちのおかげでより深い、
意義のあるイベントになったんじゃないかって思います。
一緒に踊った仲間も、会場のお客さんも、
ダンスの先生方も、いろいろな気付きや学びがあったはず。
もちろん私にも。
「ダンスはみんなのもの」
エンディングで彼女のダンスチームが振っていた、
大きなボードに、そう書かれていました。
Kさん、やはりあなたは私の人生の師です。
女性の経済的・精神的自立を応援する
浜松の行政書士・社会保険労務士
小田切克子事務所
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