風に吹かれて Blowin' In The Wind

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風に吹かれて Blowin In The Wind

今日は約一ヵ月半振りのお休みが取れましたので、
お墓参りに行ってきました。
お彼岸をちょっと過ぎてしまったけれど、
他にも結構お参りされている方がいらっしゃいました。

写真は去年もこの時期にアップした、
三方原霊園の満開のモクレン。
今年も綺麗に咲きましたね。

昨晩は本当に久しぶりに、目覚ましをかけずに寝ました。
いつもは朝4時半頃目が覚めるのですが、
今朝は気付いたのが朝9時。
(しかも二度寝して、次に目覚めたのが12時半(笑)。)
ゆっくり休めました。

起きてすぐにテレビをつけたら、ちょうどNHKのカーネーション。
ものすごく歯抜けにしか観ていないのに、
毎度感動するのはなぜでしょうか。

今日は主人公の糸子さんが、
病院内でファッションショーを開いていました。
タイトルは「奇跡」。

トリの女性は末期がんで、多分余命いくばくもないのでしょう。
それでも笑顔で「私は幸せになります。」と宣言されていました。
強がりでも何でもなく、残されたわずかな日々を、大切に生きて、
大好きな子供たちと夫と一緒に、幸せになりますと。

前にも何度も書きましたが、私の父は末期の食道がんで、
発見された時にはもう、手の施しようのないほど、
ガンが進行していました。

私は19歳で家出して、以来8年間父とは断絶状態。
ガンで入院したことを伯父に知らされて、
迷いながら父と再会したのです。

最後に父と過ごした40日間、
何度も「ガンだよ」と告知したい衝動に駆られ、
でもそれは、「もう死んじゃうんだよ」という言葉と
同義のように感じられて、どうしてもできなかった。

今でも思うのです。告知したら何か変わっただろうか、と。
カーネーションの末期がんの女性のように、
残された日々を幸せに生きられただろうか、と。

父が亡くなってから、同じ病室に入院されていた男性に、
「お父さん、気付いてたよ。」と言われました。
父は自分がガンだと気付きながら、
それを隠す私の気持ちを慮って、
知らないふりを続けていたんだろうか。
そう思うと、涙が止まりませんでした。

父が亡くなって今年で16年になりますが、
答えはまだ出ていませんし、これからも一生出ないと思います。
今日お墓参りをしながら、父に問いかけました。
「お父さん、幸せだった?」

♪黒その答えは 風に吹かれて 誰にもつかめない♪黒





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