2014年12月20日17:42
自立ってなんだろう?≫
カテゴリー │日記
こんにちは
もうすぐ年末年始の休みに入りますが、駆け込みのご相談も多く、
忙しくさせて頂いております。
さて、私の事務所の経営理念は、
「女性の経済的・精神的自立を応援します。」です。
なぜ唐突にこんなことを書いたかというと、
「自立自立って言うけど、自立ってなんだろう?」
って、先日ふと考えてしまったのです。
もともと、この経営理念に行きついたのは、
私の両親の影響が非常に大きいのです。
身内の恥をさらすようですが、
私の母はDV(ドメスティックバイオレンス)の被害者で、
私が15歳の時に、この世を去りました。
夫婦仲はもちろん悪くて、何度も離婚話が出たのですが、
母親は病弱なうえに手に職がなく、実家も経済的に
苦しかったので、離婚に踏み切れなかった。
物心ついた時からこんな環境で育った私は、
「女性は経済的に自立していないと、自分の生き方を
自分で決められない。少なくても自分で食べる分くらいは
自分で稼がないと。」と、いつも考えていました。
大人になって、結婚していた時期もありますが、
一度も誰かの扶養に入ったことはありません。
相手を信用していない訳ではないのですが、
子どももいないのに、食べさせてもらう理由が分からなかった。
自分で食べる分は自分で稼ぐのが、当たり前だと思ったのです。
でもそれは、ちょっと特殊な考え方なのかもしれない。
ちょっと変わった家に生まれたばっかりに、
そんなふうに思ってしまったけれど、
世の中にはいろんな人がいるのだから、
全ての人が自分と同じ考え方だとは限らない。
実は先日、ある男性からこんなことを言われました。
「専業主婦が増えたほうが、出生率が上がるんじゃない?
それに、世の中はあなたのような人ばっかりじゃない。
ほとんどの女の人は、
可能なら専業主婦でいたいと思ってると思うよ。」
その方は、別に私を攻撃しようというのではなく、
ただ、私のしている仕事に対してふと抱いた疑問を
ぶつけただけみたいです。
でも私のショックは大きくて、つい感情的になってしまい、
しっかり説明することができなかったんです。
悔しかった。
相手に対してではなく、自分に対して。
自分の核となる部分について、説明できなかった、
ふがいない自分に。
妊娠・出産でしばらく仕事から離れたとしても、
お子さんが手のかからない時期になったら働きたい。
女性はみんなそう考えているかというと、
決してそうじゃない。
私みたいに、年中働いている人間を見ると、
「ああ、あんなに必死に働いて。かわいそうに。」って
思っている方もいらっしゃるのかもしれない。
自立ってなんだろう。働くってなんだろう。
その日は本当にモヤモヤして、しっかり寝られませんでした。
布団の中で何度も何度も
「自分は正しいのか?間違ったことを押し付けてるんじゃないか?」
って煩悶して…、
で、答えは出ました。
正しいかどうかは、自分が決めることじゃない。
正しいかどうかは、社会が決める。
もし正しいのなら、必ず社会は変わる。
変わらないのなら、自分が間違っていたということだ。
だから、どんなに反論されても、
自分は自分の正しいと思うことを、しっかり伝えていこう。
大げさだけれど、幕末の志士のように。
時間をかけて、仲間を増やして…。
人生の先輩方が渡してくれたバトンを、
ここで放棄してはいけない。
私は女性の精神的・経済的自立を応援する仕事をしています。
それはもちろん、自分のためでもあります。
全ての女性が、自分の生き方を自分で決められる社会にしたい。
私の母のような女性を、二度と出さないために…。

もうすぐ年末年始の休みに入りますが、駆け込みのご相談も多く、
忙しくさせて頂いております。
さて、私の事務所の経営理念は、
「女性の経済的・精神的自立を応援します。」です。
なぜ唐突にこんなことを書いたかというと、
「自立自立って言うけど、自立ってなんだろう?」
って、先日ふと考えてしまったのです。
もともと、この経営理念に行きついたのは、
私の両親の影響が非常に大きいのです。
身内の恥をさらすようですが、
私の母はDV(ドメスティックバイオレンス)の被害者で、
私が15歳の時に、この世を去りました。
夫婦仲はもちろん悪くて、何度も離婚話が出たのですが、
母親は病弱なうえに手に職がなく、実家も経済的に
苦しかったので、離婚に踏み切れなかった。
物心ついた時からこんな環境で育った私は、
「女性は経済的に自立していないと、自分の生き方を
自分で決められない。少なくても自分で食べる分くらいは
自分で稼がないと。」と、いつも考えていました。
大人になって、結婚していた時期もありますが、
一度も誰かの扶養に入ったことはありません。
相手を信用していない訳ではないのですが、
子どももいないのに、食べさせてもらう理由が分からなかった。
自分で食べる分は自分で稼ぐのが、当たり前だと思ったのです。
でもそれは、ちょっと特殊な考え方なのかもしれない。
ちょっと変わった家に生まれたばっかりに、
そんなふうに思ってしまったけれど、
世の中にはいろんな人がいるのだから、
全ての人が自分と同じ考え方だとは限らない。
実は先日、ある男性からこんなことを言われました。
「専業主婦が増えたほうが、出生率が上がるんじゃない?
それに、世の中はあなたのような人ばっかりじゃない。
ほとんどの女の人は、
可能なら専業主婦でいたいと思ってると思うよ。」
その方は、別に私を攻撃しようというのではなく、
ただ、私のしている仕事に対してふと抱いた疑問を
ぶつけただけみたいです。
でも私のショックは大きくて、つい感情的になってしまい、
しっかり説明することができなかったんです。
悔しかった。
相手に対してではなく、自分に対して。
自分の核となる部分について、説明できなかった、
ふがいない自分に。
妊娠・出産でしばらく仕事から離れたとしても、
お子さんが手のかからない時期になったら働きたい。
女性はみんなそう考えているかというと、
決してそうじゃない。
私みたいに、年中働いている人間を見ると、
「ああ、あんなに必死に働いて。かわいそうに。」って
思っている方もいらっしゃるのかもしれない。
自立ってなんだろう。働くってなんだろう。
その日は本当にモヤモヤして、しっかり寝られませんでした。
布団の中で何度も何度も
「自分は正しいのか?間違ったことを押し付けてるんじゃないか?」
って煩悶して…、
で、答えは出ました。
正しいかどうかは、自分が決めることじゃない。
正しいかどうかは、社会が決める。
もし正しいのなら、必ず社会は変わる。
変わらないのなら、自分が間違っていたということだ。
だから、どんなに反論されても、
自分は自分の正しいと思うことを、しっかり伝えていこう。
大げさだけれど、幕末の志士のように。
時間をかけて、仲間を増やして…。
人生の先輩方が渡してくれたバトンを、
ここで放棄してはいけない。
私は女性の精神的・経済的自立を応援する仕事をしています。
それはもちろん、自分のためでもあります。
全ての女性が、自分の生き方を自分で決められる社会にしたい。
私の母のような女性を、二度と出さないために…。
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