希望

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こんにちは(^O^)/
浜松の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー
小田切克子です!

今日は浜松市の多くの地域で、初盆の提灯が飾られる日。
先月の母の命日が生憎大雨で、その後猛暑が続き、
なかなかお参りできなかったお墓を、
お盆との合わせ技で訪ねました。

私の母は夫(つまり、私の父)の暴力に耐えかねて
精神を病み、44歳の若さで自ら死を選びました。
私はその母の無念を晴らすため、
「女性の経済的・精神的自立を応援します」
という経営理念でもって、現在の活動をしています。

女性は経済的に自立していないと、自分の生き方を
自分で決められなくなる。
パートナーから、「誰に食わせてもらってるんだ」
と言われる女性を、一人でも減らしたい。
経済的に自立していなかったが故に、
自分の人生を諦めてしまった母のような女性を
一人でも救いたい。
それが自分にできる唯一の親孝行だと思っています。

私のところにご相談にみえる女性の中には、
「夫は働いてもいいと言ってくれてます。
だけど、家事育児は一切手伝うつもりはない。
家の事を今まで通りやってくれるなら、
好きなだけ働いていいよ。という態度なんです。」
という方が、少なからずいらっしゃいます。
私はそういう話を聞くと、あまりの腹立たしさに
「そんな男とは、別れてしまえ!」と言いたくなるのを
必死の思いで堪え、努めて冷静に、
「では、今できる事を一緒に考えましょうか。」
と、提案するのです。

女性は、お金のためだけに働きたいのではありません。
社会に参加する事、人との関わりを求める事、
働く事には、そういう意味も含まれているんです。
それを阻害するのは、一種のDVにあたるんじゃないか?
そう、極端に考える事すらあります。
(もちろん、仕事が忙し過ぎて、家事育児に積極的に関わりたくても
そうできない男性が数多くいらっしゃると理解しているつもりです。)

私の友人は第一子の育休中、冗談交じりにこう言いました。
「今の状態は、まるで罪状妊婦。今日なんてまともに
話した大人、スーパーのレジのお姉さんだけだよ。」

子どもはかわいい。産んだ事を後悔してる訳じゃない。
だけど、この想像を絶する社会との隔絶は何?
まるで罰ゲームみたい。
普段から真面目で、仕事熱心な彼女の夫は、
全く家庭を顧みない男性だったのです。

お墓の前で、私がいつもつぶやく事。
「お母さん、見ててね。お母さんみたいな辛い思いを、
これからの若い女性には決してさせないよ。
だから力を貸して。空から見守っててね。」

件のような若い女性に出会う度、自分の非力さを痛感しつつも、
いつか必ず女性の経済的・精神的自立を確立するんだ!と、
お墓に来る度に、再確認しています。

母の死を、決して無駄にはしない。
そう心に誓い直した、33年目の命日。
お供えしたのは、トルコキキョウ。
花言葉は、「希望」です。




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