お酒の道は、一日にしてならずじゃ(後編)

カテゴリー │お酒日記

前編は、「家で飲むお酒の答え合わせをした」話でした。
後編は、ちょっとしんみり真面目なお酒のお話。

その前に、この日に頂いた他のカクテルをご紹介。

こちらはブルームーン。
ドライジン、クレーム・ド・バイオレット、レモンジュースを
シェークしたもの。

クレーム・ド・バイオレットは、
菫の花の香りを再現したリキュールで、
バラ、アーモンド、バニラ、オレンジ果皮などを
抽出したものだそうです。
色がとってもきれいな紫色で、香りも香水のように華やかなので、
女性向けでしょうね。(つまり、私向けではない(笑)。)

因みに、このカクテルには「お断り」の意味もあるそうで、
デートに誘った女性がこのお酒を注文したら、
脈なしと思った方がいいのだとか。ガーン



お次は、ネグローニ。
通常はドライジン、カンパリ、チンザノベルモットロッソを
グラスに入れて、軽くかき混ぜるのですが、
この日は「私仕様」ということで、なぜかシェーカーで振ってくれました。
どこが私仕様なのか、今一つわからないですが、
美味しかったのでよし。(店的には、最もサービスし甲斐のない客。パンチ



最後に頂いたのは、「4.14」という、聞き慣れないカクテル。



これはマスターから聞いたお話なのですが、
この「4.14」というカクテルは、千歳町にある、
「バー黒澤」のオーナー黒澤さんが、
グランドホテル時代に昭和天皇にお作りした、
カクテルなんだそうです。

で、どうして「ちょっとしんみり」かというと、
そのバー黒澤は、今月閉店してしまうんですって。
「黒澤さんのファンだったお客さんは、
これからどこに行けばいいのか、困っちゃうね。」
と私が言うと、マスターは、
「浜松には、他にもバーがたくさんあるからね。」
と言って、このカクテルを出してくれました。
黒澤さんご本人からレシピを聞き、
店で出してもいいよと、許可ももらったんだそうです。

バーテンダーがいなくなっても、カクテルは残る。
その人の仕事ぶりや、生き方や、思い出と共に。
そう言いたかったのかな?(違うかな?)

振り返ってみて、私はお客様の記憶に残るような
仕事をしているかな?
バーテンダーはカクテルが残るけど、
私がいなくなったら、一体何が残るだろう?
そう考えたら、余計にしんみりしました。

黒澤さんのお店については、マスターのブログに
詳しく書いてありますので、興味のある方は
こちらをどうぞ↓

http://lerentier.hamazo.tv/e4897898.html

以上、後編はしんみり真面目なお酒の話でした。










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